猫の病気

sp_tel.png

猫の病気予防

フィラリア予防

蚊に刺されることで糸状虫という寄生虫が感染し、心臓、肺動脈、肝臓、腎臓などに障害を起こす病気です。特に犬に感染しやすいのですが、猫にも感染することはあります。
命に関わる病気ですので、念のため予防をしておくことをお勧めします。方法は、月に1回薬を飲むだけです。

混合ワクチン

流行する可能性がある病気を予防するためのものです。
猫が外に出かけた時などに、他の猫や環境から病気をもらってくる可能性があるため、大切な家族を守るためにもきちんと予防しておきましょう。

ノミ、ダニ

ノミが寄生すると、身体が痒くなって噛んだり引っ掻いたりしてしまいます。
また、貧血の原因となることや、他の感染症を媒介することもあります。
飼い主さんに感染することもありますので、きちんとノミ対策を行っておくことが重要です。

猫の主な病気

泌尿器の病気

  • 膀胱炎:頻尿、血尿といった症状が見られます。
  • 膀胱結石:頻尿や血尿になり、尿が出なくなることもあります。
治療法

まずは症状に合わせて検査や処置を行っていきますが、尿が1日出ていない場合は緊急処置が必要になります。
その他、抗生物質の投与、抗炎症剤の投与、輸液、食餌療法などを行います。
猫は特に泌尿器の病気を発症することが多いため、尿に少しでも異常が見られる場合はすぐにご相談ください。

皮膚の病気

  • 脂漏症:皮膚が油っぽくなり、独特な臭いがするようになります。フケも見られます。
  • 膿皮症:背中やお腹がかなり痒くなり、発疹が出てきます。
  • アトピー性皮膚炎:顔、耳、腋の下、お腹、股、足の裏などが赤くなり、痒みが出て、脱毛することもあります。
  • 疥癬症・・・耳や身体に強い痒みが出ます。ダニによって生じる皮膚病で、カサブタができるのも特徴です。
治療法

診断結果に基づいてそれぞれの病気に合う薬を出します。また、シャンプー療法、食事療法なども平行して行うことがあります。
その子に合った治療をご提案させていただきますので、皮膚に異常が見られる時は、すぐにご相談ください。

呼吸器の病気

  • 肺水腫・・・咳、息切れがあります。
  • 肺炎・・・咳をするようになり、呼吸も乱れます。
  • 心筋症・・・咳をするようになります。
  • 弁膜症・・・咳をするようになります。
治療法

遺伝、老化、肥満などが主な原因です。
普段とは呼吸の仕方が違う時や苦しそうにしている時は、呼吸器疾患に罹っている可能性が高いため、獣医師に相談するようにしましょう。

目の病気

  • 角膜潰瘍:涙、目ヤニ、目の表面が白い、目がしょぼしょぼするといった症状が見られます。
  • 結膜炎:涙、目ヤニ、目が赤いといった症状が見られます。
  • ドライアイ:目が乾くため、ねっとりとした目ヤニが出るようになります。
  • 白内障:目の中が白くなります。
  • 緑内障:眼球や瞳孔が大きくなります。
  • 眼瞼炎:眼の周辺が脱毛して、赤く腫れます。
治療法

診察を行った上で原因を突き止め、点眼薬や手術で治療をしていきます。
他の病気と同じように、早期発見と早期治療が重要ですので、目の様子がおかしいと思った時は、まずはご相談にいらしてください。

腎臓、内分泌の病気

  • 腎不全:水をよく飲むようになり、尿量が増えます。
  • 糖尿病:水をよく飲むようになり、尿量が増えます。血尿が出ることもあります。
  • 甲状腺機能亢進症:興奮して、食欲が増えます。
治療法

猫は私たち人間と同じように、年齢を重ねていくに従って腎臓の機能が低下し、腎不全を起こしやすくなります。
一度壊れた肝臓機能は回復しないため、できるだけ発症を抑え、進行を食い止めることが重要です。
治療の際は、食事療法、抗生物質の投与、抗炎症剤の投与、輸血などを行います。また、内分泌の病気の場合は、ホルモン量を調整する薬を使用します。

病院からのお知らせ スタッフブログピアとゆかいな仲間たち
問診票ダウンロードアニコム損害保険株式会社